大山初登頂!初心者の挑戦と学び

はじめに

先月の2023/6/18に、神奈川の大山に登ってきました。私は高尾山しか上ったことのない登山初心者なので、初心者用の山と言われる大山を選びました。初心者とはいえ、高尾山の次への挑戦は、初心者としては色々と学びが多かったので、そのログを残します。

0. 登山前の準備

まず戸惑ったのは、いくつかあるルートの入り口が違うことです。高尾山はルートはいくつかありつつも、高尾山口に行けばいいことはわかっていたので、入り口選択は最初の関門でした。

いくつか調べるうちに、よく使われるルートはロープウェイのある入り口だとわかったので、そこに決めました。

同時に、バスに乗る必要があるのを認識しました。

1. 登山口までのアクセス

当日になりました。

時間
6:30 家を出発、松屋で朝食
7時過ぎ 電車に乗車
8:20 伊勢原駅に到着

ちなみに朝をしっかり食べてエネルギー補給にはこだわりました。何があるかわからないので.

到着すると、8:23分発のバスは既に止まっていて、その前に列ができていました。

バスが来てるのに列ができてるのが不思議でしたが、バスは既に満車で、乗れない人が次の便を待っている状況でした。

この時間のバスは20分に一本なので最低でも20分は待たないといけないことが判明しました。もしかしたら40分待ちになります。

初心者で不安もあったのでできれば早めに登り始めたく、思い切ってタクシーに乗りました。 同じく並んでる人と相乗りしたかったのですが、声をかけた方はバスやロープウェイの割引チケットを買っていたらしく、残念ながら一緒に乗れる方が見つからず、そのまま乗りました。

料金は3000円でした。

あとで職場の人にこの話をしたのですが、タクシーの相乗りは「話さないといけないし、話さないと今度は沈黙がつらい。だから基本相乗りはしたくない」との意見が多かったです。私のコミュ力は高くないですが、世間話くらいはウェルカムのつもりだったので、その温度差に気づいてなかったです。

ケーブルカーが9時から運行開始なので、次回はその時間に被らないようにもう2本くらい早いバスを考えてみたいと思います。

2. 登山開始

タクシーで大山ケーブルバス停到着すると、すぐ目の前にトイレがあり、ここはキレイです。

山道に入る前にしばらく石畳階段の参道を登ります。両脇にはお土産屋さんやご飯屋さんが並んでいますが、朝は開店準備中。

この参道が上り階段で、段数も結構あるので、登山道に入る前でもそれなりに疲れます。

参道が終わるとロープウェイの駅が現れました。 正確には、右に曲がればロープウェイの駅、そのまま行けば登山道、という分岐です。

ロープウェイには乗らないので直進。一緒に登る予定だった相方は参道ですでに疲れたとのことでロープウェイを選択。ロープウェイは片道670円です。

直進すると、すぐに男坂、女坂の分岐が現れました。 事前調べで男坂の方が大変と知っていたので、男坂を選択。ちなみに「体力に自信がない人は男坂はやめておけ」的な表示が出ています。

男坂では、太ももを腰より高く上げる必要のある急な石階段が続きました。 かなり大変で、途中休憩を挟みながら進みました。 警告するのも理解できます。

上りはきついし、下りは怪我しそうな道でした。

なんとか登りきると、女坂を登ったルートと合流し下殿に到着です。

トイレがあるので休憩。任意で利用料を払います。ロープウェイも下殿までしかなく、相方と合流です。

下殿にはお店やお土産屋さんもあります。 残念ながらあまり関心がないのでスルーしました。

3. 山頂へのルート

後半戦、山頂まで向かいます。

後半戦入り口に100円でお守りを持っていけと記載があったので、払います。 100円を入れて2歩歩いたら、目の前に長い階段が現れました。きれいに造られた石階段ですが、いきなり心を折りに来ているようにも見えます。

ここからは○町目と書かれた目印が置かれています。全部で28町目まであり、どこまで進んだかなんとなくわかるようになっています。

yamap を見ていましたし、他の登山客もたくさんいたので、迷う心配はなかったですが、数字が増えていくので、進捗が出ている感はあってこの目印は楽しかったです。

山頂までのルートも岩の階段をひたすら登っていくようなルートで、男坂ほどではないですが、男坂と合わせて太ももにかなりの負担でした。相方は体力がなく、こまめに休憩を入れましたが、自分一人だったとしても頻繫に休憩が必要になったと思います。

途中、中学生サッカーチームの集団を先に行かせたりしました。 登山客も多かったし、中学生がトレーニングとして使うような山で、初心者向けと言われるだけはあると思いました。

ちょうど12時に登頂。

山頂の眺めが良かったです。 山頂にもお店が一つあって、席もたくさんありました。先ほどのサッカー少年を含め、多くの登山客で賑わっていました。 持ってきた羊羹を食べて少し休憩。

山なので当たり前ですが、小さな虫が尋常じゃないくらいいて、残念ながらゆっくり留まる気にはならなかったので、早々に下山を始めました。

4. 下山ルート

下山ルートは、往路を引き返すことを考えていましたが、登りと同じ岩道を下るのは大変だし、まだ登りの登山客も多かったので、急遽別ルートで、見晴台の方を通って下殿まで帰ることにしました。

ちなみに調査不足だったのでこのルートはよくわかっておらず、降りてる人が多かったので従った形です。

往路の岩道はあまり舗装されてなく、大変な山道という感じだったのですが、帰りのルートは階段づくしの森の散歩道という感じでした。

階段のへりだけが細い丸太になってるような、山の土の階段、という感じです、伝わりますかね。 ただひたすらに階段を下っていたので途中から足がプルプルしていました。

下山している間、虫がずっとまとわりついてきていて、足を止めて休憩しようものなら三秒で計10匹くらいが頭の周りを飛び回り、目にも入ってきそうな勢いでした。 次回からは虫除けスプレー必須です。 これは蚊ではなく、コバエみたいな虫だったので、さされたりはしなかったのが幸いでした。

時間の問題なのか、それともルートの問題なのか、とにかく虫がすごかったのだけとても記憶に残ってます。

永遠の下り階段を終えて見晴台につくと、下殿方面への分岐があり、そこからは等高線に沿って歩くので、高低差がなく、散歩でした。途中に滝があって、観光としても良かったです。

相方を再度ケーブルカーに見送って、下殿からの帰りは女坂を選びました。 男坂はすでに書いた通り危なそうだったのと、別ルートを見ておきたかったのが理由です。

女坂は階段の高さこそきつくはないものの、その分だけ段数と距離があるので、男坂と比べて危険度は低いものの、必要な体力は変わらなそうだなと思いました。

途中、ケーブルカーの線路が見えたり大きな神社があったりで、お楽しみポイントはあったのも、男坂との違いでした。

5. 登山後のリフレッシュ

登山のあとは、鶴巻温泉に行く予定を立てていました。 参道を抜けてバス停まで降りると、伊勢原行のバスがちょうど来ていたので、乗り込みました。鶴巻温泉の直行便もあるんですが、それは本数が少ないので、伊勢原駅まで行ってしまう方が早いと思います。

バス停のトイレの横に靴を洗う場所があったらしいのですが、気づかなかったです。靴を洗わずにバスにのるのはマナー違反だったのかなと反省してます。

伊勢原駅についたら、電車で一駅乗って、鶴巻温泉駅に移動です。駅からは近かったです。

鶴巻温泉のサイトを見ると、タオルレンタルはなく、売店で買うしか無いと書いてあったので、念のためコンビニで三百円でタオルを買ってから行きました。見間違いじゃなければ、売店で小さなタオルがコンビニの倍以上の値段だったので、買って行ってよかったです。

温泉に到着したら靴を洗う水道が用意されていて 登山客もたくさんいたので、大山登山をする人にとっては鉄板のルート なんだということが伺われました。

温泉は日中でも登山客でにぎわっていました。いい湯でした。

余談ですが、鶴巻温泉駅にはもう一つ"陣屋"という宿が検索で出てきました。こちらはどうやら高級旅館みたいです。 日帰り入浴はご飯を食べた人であれば可能と書かれていましたが、ご飯が1万円以上するので、実質的には、日帰り入浴で行くのではなく、ご飯や宿泊目当てで行く場所みたいです。

まとめ

初めての大山登山をまとめました。 学びを簡単にまとめると、

  • バスを何本か待つことになるので、ケーブルカーの時間も考えて早めに駅に着く
  • 虫除けスプレーを忘れない
  • 登山用、温泉用でタオルは2枚以上、温泉用の着替え、はしっかり用意

といったところです。次の山はどこにしようかな。